数多ある企業の中から日本郵政グループ各社を選んでいただいたことに感謝を申し上げますとともにこれから共に働く仲間として心から皆さんを歓迎します。
今、皆さんは社会人として或いは転職をして新たな第一歩を踏み出し、大きな希望と期待で胸がいっぱいのことと思います。
その一方で、これからの仕事や生活に少し不安も感じているのではないでしょうか。
そんな皆さんの希望や期待を支え、不安に寄り添いながらサポートしていくのが、郵便局の労働組合「JP労組」です。
JP労組は、その名の通り、日本郵政グループ各社で働く社員によって構成された労働組合です。単一グループの労働組合としては国内最大規模であり、会社からも活動を尊重され、グループの発展を支えるパートナーと位置づけられています。
郵政事業は150年以上の歴史があって、郵便局は日本全国に設置されています。
どの地域に住んでいても同じサービスを受けられる公共性の高い仕事を担っています。
そのため、お客さまからの信頼や認知度が高く、それに伴う責任も大きいものとなっています。
一方で、人口減少やデジタル化の進展により郵便物の取扱数や窓口の来客数は、年々減少していて事業を取り巻く環境は厳しさを増しています。
こうした中、JP労組は社員・組合員の生活を守るため、さまざまな取り組みを進めています。
皆さんが安心して働き続けるためには、労働条件がしっかり守られていることが極めて重要となります。
働いて得られる賃金(お給料)は、皆さんの生活を支える基盤になります。
しかし、それと同じくらい「安心して働ける環境」が欠かせません。
こうした環境を実現するために、多くの企業で労働組合が結成されています。
私たちJP労組も、皆さんの働きやすさをより良くするために、会社としっかり向き合い、交渉を重ねてきました。
その結果、賃金の引き上げや有給休暇の充実など、着実に改善を進めています。
一般的なルールとして、労働基準法では「入社した直後には有給休暇はなく、6か月勤務した後に、年間10日が付与される」と定められています。
しかし、私たちの職場ではJP労組が会社と交渉を行い、有給休暇は入社日から付与される仕組みになっています。
具体的には、毎年4月1日を基準日として、年間15日の有給休暇が付与されます。
そして2年目には16日、3年目、4年目と段階的に増えていき、5年を超えると毎年20日間の有給休暇が付与されるようになります。
つまり皆さんには、入社した日から既に15日分の有給休暇が与えられている、ということです。
加えて、冠婚葬祭や育児・介護に関するものを含めた特別休暇についても、関係法令以上の優れた制度があって他の企業と比べても全く見劣りするものはありません。
このような休暇制度や賃金を含む労働条件は、JP労組が会社と交渉して築き上げてきたもので、労働組合がなければこのような処遇改善はあり得ないものです。
また、JP労組には、若い世代や女性のみなさんが中心となって活動する場があります。
30歳以下の組合員でつくる「ユースネットワーク」そして、女性組合員で構成される「女性フォーラム」というものです。
これらは、皆さんのように、これからの社会を担っていく若い方々や、いきいきと働く女性にとって、とても身近な組織です。
仲間同士でコミュニケーションを取りながら自分自身を成長させていく――そんな場として、さまざまな活動を行っています。
皆さんの学生生活は、コロナ禍において多くの制約があり、大変な思いをされたことと思います。
だからこそ、これからは新しい繋がりや経験を大切にして欲しいと考えています。
皆さんが配属される郵便局を含めどの職場にも役員がおりますので、あらためてご挨拶をさせていただきますが、より良い職場にしていくために是非、郵政グループに「あって当たり前」の労働組合・JP労組に加入していただきたいと思います。
職場に配属された後、不安や分からないことが出てくるのは当然のことです。
そんな時は、決して一人で抱え込まず、役員やJP労組の先輩組合員に遠慮なく相談してください。
そして、一日でも早く職場に慣れ、郵便局のプロフェッショナルとして活躍されることを祈念申し上げます。
2 0 2 6 年 4月
日本郵政グループ労働組合
近 畿 地 方 本 部
執行委員長 尾﨑 正一