今年の花見は各地でマスクを外して賑わう光景が見られました。
桜花の賑わいは過ぎましたが、日本郵政グループに採用された皆さん、入社おめでとうございます。
数多ある企業の中から郵政グループ各社を選んでいただいたことに感謝を申し上げるとともに、これから共に働く仲間として心から皆さんを歓迎いたします。
私たち日本郵政グループ労働組合(JP労組)は、単一の労働組合としては日本最大で、全国で約23万人、近畿では約3万7千人の仲間が加入しています。
郵政事業は150年を超える歴史がありますが、私たちを取り巻く環境は、人口減少やデジタル化の進展等の影響により郵便物・ゆうパケットの取扱物数減少や窓口来客数の減少など、年々厳しさを増している状況にあります。
経営の先行き不透明感が増す中にあって、私たちJP労組は、組合員の生活を守っていくため、全国の仲間が力を合わせて様々な取り組みを進めています。
今年の春闘では、23万人の声を代表する責任組合として、グループ各社と「労使パートナー宣言」を締結していることを背景に、収益が悪化する見込みであっても昨年同様の一時金(ボーナス)を確保し、若年層の賃金(お給料)を大幅にアップさせました。
一例を上げると、
一般職高卒で毎月1万円以上、年間ではボーナスを含むので16万円以上。
生涯賃金に換算すれば、約800万円の増額を実現させました。
また、他の企業と比較しても引けを取らない労働協約を会社と締結しています。
労働組合の役割は、組合員である社員の皆さんが働きやすい環境や働く条件を少しでも向上させることにあります。各職場のルールは労働組合の代表が会社と協議して決めています(労働協約)。
新入社員の皆さんが、これから各職場で働く上で、何か困ったことがあったとき、相談にのって一緒に問題解決に取り組むのが労働組合の役割でもあります。
各職場には私たちの多くの仲間がいます。是非、私たち23万人の仲間と一緒になって、仕事と暮らしをより良くしていきましょう。
同じ仲間として新たな一歩を踏み出されることを期待申し上げ、入社歓迎のご挨拶といたします。
2023 年 4 月
日本郵政グループ労働組合
近 畿 地 方 本 部
執行委員長 尾﨑 正一